今日は久々にロッテリアに来た。チーズバーガー目当てだったけど、メニューを見たらクレイジーホットチキンフィレサンドが美味しそうだった。”クレイジーホット”らしいが「辛い!」と書かれているメニューのことは信用していない。本当に辛いものはクレイジーホットなんて言わないだろ、って思っている。基本的に全ての「自称辛い」を信用していない節はある。
あまり信用できないクレイジーホットチキンフィレサンドとメロンソーダを注文して、お会計して、レシートを財布にしまいながら歩いたら、ハンバーガーは既にトレイにのせられていた。ハンバーガーを待つんじゃなくて待たせる初めての経験。クソ早く出来上がったハンバーガーを持って席につき、食べようとした瞬間、となりの席に臭いおじさんが来た。
加齢臭とも汗の匂いとも違う、なんとも言えない匂い。浮浪者でも来たのかと思ってチラ見したら、ただのくたびれたおじさん。なぜこんな匂いがするのかわからなくて、でも考えたところで仕方がないのでとりあえずハンバーガーを食べようとしたら、視界に入るカウンター席に本物の浮浪者っぽい人が来た。黒髪より白髪の方が多いパサパサの長髪、夏なのにボロボロのニット帽、変にロールアップしたジーンズとオーバすぎるシャツにサンダル。浮浪者か清純派のアイドルを推して数十年って感じ。アイドル現場によく行っていた頃に見かけたジャンルの男性で、少し懐かしさすら感じた。
それにしても最近、臭い人が多い気がする。去年までは一生マスクしてたからきっと気が付かなかったんだろうな。私もどちらかというと臭い方に入るだろうけど、私を超える臭さの人がそこそこいる。自分より下を見て安心してはいけないと思いながら、安心している自分がいる。すまんね。
今私の半径20m以内には、大声でオンライン営業をするサラリーマンと、漢字の練習をする坊主の高校生、リアルに頭を抱えて動かない女性と、浮浪者のような見た目をしたドルオタっぽい男性と、浮浪者のような香りの男性。どんな客が集まるロッテリアなのか。そこに集まってしまった私。自分のことをまともだと思っていたけれど、浮浪者に近いのかもしれない。
浮浪者臭のする男性と退店のタイミングが被った。男性がトレイを片付けるのを待っていたら、薄い黄色?金色のマルボロをポケットにしまうのが見えて、匂いの原因もわかった気がした。
クレイジーホットチキンフィレサンドはトッポギの味。辛いだけで旨味はそこまでなかった。リピなし。ロッテリアのことは好きです。