どうぶつの森になりたい

どうぶつの森になりたい

2019-12-19
スポンサーリンク

わたしは毎日、穏やかに生きていたい。

イライラしないで、のんびりまったり。さっくり言えば、どうぶつの森の住人になりたい。

 

あいつら、めちゃくちゃ穏やかに毎日を過ごしていて本当に羨ましい。

朝も適当な時間に起きて、虫を捕まえて、魚を釣る。手に入れたものを売って生計を立てている。

 

たまにお手紙を交換して、仲良くなった人には自分の生写真をプレゼント。落とし穴にハメられたり、虫取りあみでぶっ叩かれたりしているけど、まあ、穏やかに暮らしているだろう。

だけどわたしは三次元の女だ。いくらがんばっても、どうぶつの森の住人にはなれない。

だから、「いかに三次元で穏やかに暮らすか」と日々試行錯誤している。

 

 

穏やかな暮らしのために、まずフリーランスになった。朝も適当な時間に起きているし、自分の文章を売って生計を立てている。

ストレスをためないように、ストレスを与えてくる人間は強制的に引っ越しをさせた。

 

 

あいつらは、プログラミングされた行動の中で日々好きに過ごしている。だから私もコーヒーセットを買ってみた。私のコーヒー好きは、きっと母の子宮の中でプログラミングされたのだろう。

ひとり暮らしにぴったりサイズ。3000ベルくらい。買っても葉っぱにならなかったから、がんばって手で持って帰った。ちょっと重かった。わたしかわいそう。

 

三次元にはフクロウがやっているコーヒー屋なんてない。仕方がないので人間がやっているスタバで豆を買った。100グラムで1000ベルくらい。10日は飲める計算。

だいたいセブンのコーヒーを1日1回飲むようなものか。だけど、冬だし。外に出たくないから、この1000ベルには100円以上の価値がある。最高かよ。

 

1000ベルとかどうぶつの森ならフルーツを売ってすぐなのに、現実世界だと短くても1時間はかかる。そう思ったら現実世界ってつらい。あー、早くどうぶつの森やりたい。