今日の私は脇汗がひどかった

今日の私は脇汗がひどかった

2023-06-27
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なんだか今日は、起きたときから活力で満ちていた。いつもは目が覚めてからスマホを数十分眺めないと体が動かないけれど、数分でシャワーをしてどこかに行きたい気持ちだった。

とは言っても体は正直だ。起き上がって、全裸になって、やっぱ無理〜とおふとんに戻って、Twitterをする。全裸で毛布に包まれながらするTwitterは最高なんだけど、今日の私は活力に満ちている。Googleマップを開いて、コワーキングスペースなんて調べてしまった。

 

こんなブログを書いている時点でお察しだと思うけれど、私は陰キャだ。陰の中の陰で隠だ。淫ではない。

陰の世界で生きる者にとって、コワーキングスペースは未知の世界。公式サイトを見ると、人と話してお仕事につなげよう!のような、コミュニケーションを推奨する文言があった。

秒で日和った。入った瞬間に話しかけられたらどうしよう。隣に座る人がいて、話しかけられたらどうしよう。スタッフさんに愛想よく話しかけられてしまったらどうしよう。私のような者がいてもいいのか…ってウジウジ祭り。

だけど、引きこもりが加速しているし、人との会話もできなくなっているし、真っ当な人間に擬態する技術もなくなっているし、勇気を出す。私も少しくらい明るいところで暮らしたい。

 

全裸だったのですぐシャワーができる。ハロプロの未来に想いを馳せながらしゃしゃっとぬるま湯を浴びて、想いを馳せすぎて顔を洗ったか思い出せないからもう一回顔を洗って、顔面工事をする。

なんだか今日は顔面の調子もいい。最近は右目の二重が息していなくてすごく眠たそうだったのに、ぱっちりしていた。(当社比)

ちょっとだけ鼻筋もあった(当社比)。嬉しいけれど、なぜ今日に限って顔面がいい感じ(当社比)なのかわからなくて、昨日の行動を思い出してみる。

昨日は、美容整形のサイトを一生見ていた。症例と値段を見てアーーってしていただけだ。それだけで二重と鼻が少しマシになるって、プラシーボが効きやすい人間すぎるだろ。

 

プラシーボのおかげで少しだけ顔面がマシ(当社比)に感じられたので、メイクもする。いつもは最寄りから出ないから、日焼け止めも何も塗らないできったない顔面を丸出しにして歩いている。今日はいろいろ塗った。この間見た動画で、コンシーラーで頬の辺りから「フ」を書くと顔が引き締まっているように見えると言っていた。フを書いてみた。少しだけ効果がある気がした。

フも書いて、服を着て、髪の毛も少しだけ整えて、コワーキングスペースに行く。今週の平均歩数100歩の自分を戒めるために、少し遠回りをして向かう。

この遠回りが仇となった。汗がエグい。全身ビッチャビチャだ。リュックを背負ってしまったことにより、背中と脇が特にやばい。ビチャビチャだ。このままコワーキングスペースに乗り込んだらきっと、脇汗クサ女ってあだ名をつけられてしまう。涼しそうな店に入って汗をひかせようとした。ひかない。一生汗かいてる。

汗がおさまったとしても、汗臭い。香水は持ち歩いているけれど、臭いといい匂いを混ぜた状態でコワーキングスペースに乗り込んでしまったら、激臭ババアってあだ名をつけられてしまう。もうだめだ。

 

どうしようもないので、一旦コメダに吸い込まれる。コメダなら私より臭い人もいるでしょう。(偏見)今の家の近所にはコメダがないので、たぶん一年ぶりくらい。汗やば臭女のご入店。

アイスコーヒーを頼んだら店員さんが「アイスコーヒーには少し甘みがあります。甘みを抜いたり変更できますがどうしますか?」と聞いてくれた。甘みとはいってもそんな甘くないやろ〜と思って、変更なしで頼んだ。お前臭いな〜って直接言われなくて安心した。

隣のちょっと陰謀論信じてそうなカップルの会話を聞きながらコーヒーを待つ。コロナのワクチンの話をしている。震える。震えながら自分のアゲマンの素質について考える。入店した頃は全然人がいなかったのに、10分後くらいからどんどん人が来る。番号札の発券まで始まった。こういうことがよくある。

どこかの店で働く方が世の中のためになるのでは…?とindeedを開いたらコーヒーが来た。陰謀論を信じてそうなカップルは兄妹だった。兄が妹に台湾の良さを力説している。参加したい。エジプトはご飯がまずいらしい。砂しかなさそうっていう偏見しかないので、あとでエジプトのご飯について調べようかな。

脳みそが一旦落ち着いたのでコーヒーを飲んだ。

ゲロ甘い。甘みがありますとは言っていたけれど、こんなに甘いのか。なんて言うんだっけ。あの液体の砂糖。あれをひとつ丸っと入れたような甘さ。

ここまで甘いのなら「甘みがあります」じゃなくて「砂糖めっちゃ入ってる」って言ってほしかった。これは甘くない、甘くないと言い聞かせながら飲む。甘い。どうがんばっても甘い。最強プラシーボもコメダのコーヒーには効かない。飲むたびに顔がしかまってしまう。しかめるんじゃない。しかまってしまう。顔がしかまるって検索をしたら、たくさんのシカマルが出てきた。

たくさんのシカマルを眺めながら、陰謀論兄妹がするVtuberの話を聞きながら、三分の一くらいまで飲み終えた。甘くなくなってきた気がする。プラシーボが効いてきたのか、甘いところを飲み終えたのか。とはいえ、少し悲しいしもう一杯アイスコーヒー頼もう。

 

私がコワーキングスペースに行けず、黒いのに甘いコーヒーを悲しく飲んでいるのは、すべて脇汗と老廃物のせいなのですべての汗腺と毛穴を破壊したい。もしくは汗が柔軟剤の匂いになるように主食を柔軟剤にしたい。今日の夜はナスの柔軟剤炒めにする。それが俺の忍道だ。