ガチで面白い。全領域異常解決室。
藤原竜也と広瀬アリスのバディが異常な事件を解決していくドラマ。
2024年11月9日現在、5話まで放送済み。→Tver、Netflix 、FOD
「藤原竜也ってドラマ出るんだ……」に驚き、「これは藤原竜也にしかできない……」になり、原作ではないけれどモチーフになっている話に関する本を買うくらいハマってしまった。
そもそもの話、(「●●の話」と書いたら、脳内の櫻井翔が「旋律奏でて~あの時の朝日 仕舞って二人は離れて~」って毎回歌ってくれる)
私は小学生のころからミステリー、オカルト、超常現象、探偵警察医療など事件が起きて解決するコンテンツにばかり触れてきた。
小説の話をすると、私を”どんでん返し伏線執着マン”に変えたのは、辻村深月の冷たい校舎の時は止まる、子どもたちは夜と遊ぶ、スロウハイツの神様である。これらの作品に出会ってからというもの、ただのミステリーでは満足できなくなり、どんでん返しを求めるようになった。
しかし、これは本当に腹立たしいのだけれど、帯に「どんでん返し」と書かれている本はクソみたいなどんでん返ししかされない。そもそもどんでん返しされないこともある。
「これで『どんでん返し』なんて恥ずかしくないの???????」と、怒り悲しみ憎しみ、穏やかに生きている私の情緒が乱高下する。
もし心に飛行機が飛んでいたら、全機離着陸不可能な荒れ模様。かろうじて飛んだとしても、新千歳到着予定がロシアに着陸するくらいの悪天候。機長平謝りにご足労。
そんなクソみたいなどんでん返し(笑)に触れることが多くて、どの作品でも読んだり見たりするとき、どんでん返しを期待せず、現状から考えられる範囲で先を予想しながら見ていたんだけど。
全領域異常解決室、どんでん返し伏線執着ババアを心の底から満足させています。本当に。
今は第5話まで放送されていて、もうね。6話からが本編ですねこれは。4話までになんとなく感じ取っていた「これはアレが関係している話だな……?」「この人はもしかしてアレを持っているんじゃ……」をすべて回収。
「この人が!!!???!!!!」「竜也!?!?!?!!???!?」になり、久々に血沸き肉躍った。本当に頭を抱えて天を仰いでちょっと泣いた。
KPOPのMV公開のときによく外国人ニキネキのリアクション動画が流れてくるけど、あれを撮った方がいいんじゃないかってくらい。
ホカホカコーヒーを用意してサムサムお部屋でノンビリ見ようと思っていたのに、ホカホカコーヒーを飲むのも忘れ見終わる頃にはヒエヒエコーヒーになっていたくらい。
特に5話なんて、もう映画なの????って映像美。始まりがもう映画。星野真里はずるいって。2時間見たくらいの充実感。そう書いているうちに本当に1時間ドラマだったか不安になり確認したくなる満足度。こんなに濃い1時間はなかなかない。スマホを見ることなく、なにも飲まず、本当に目が離せなかった。夏場だったら熱中症で運ばれていたかもしれない。秋に放送してくれてありがとうフジテレビ。
Twitter(自称X)で話題になっていた内容に触れると、SPECとかトリック感がある、と。
言いたいことはわかる。野々村係長と宇喜之さんが仲良くお茶してるのもぜひ見てみたい。
6話からSPEC感は強まるのかな、と予想しつつ、それはそれでうれしいし、その予想を覆してくれてもうれしい。もう何してくれても嬉しい。6話から豊玉ちゃんの一日に密着してくれてもいい。正直豊玉ちゃんは養いたい。
なんでこんなにオタク心をくすぐる、くすぐる通り越して握りつぶしてくるんだろうと思って制作陣を見てみたら、コンフィデンスマンJPにストロベリーナイト、リーガル・ハイ、アンフェアなどに関わった人たちがプロデュース・演出してて、「それはそう」ってちゃんと声に出して言っちゃった。
Twitter語は外に持ち出さないって決めてたのに。そりゃ好きなのよ。全部ハマったよ。コンフィデンスマンJPはもう本当に大好きだった。うわあ宇喜之さんじゃんコンフィデンスマンJP。
もう終わりだ。このドラマは私の人生ドラマになる。結婚式をすることはないから、葬式で流してほしい。遺言だから絶対だよ。どこかの会場貸し切って全話ウォッチパーティー開いてほしい。「真緒はこんなのが好きだったのね……」って思いながら生ドーナツ食べてほしい。遺言だからね。
走馬灯に入るし死に際に見たいし葬式でも流してほしくなるくらい面白い。マジで。刺激に飢えてる人は絶対に見た方がいい。私と同じアニメドラマ映画が好きな人は絶対にハマる。豊玉ちゃんかわいい。