家具の組み立てノイローゼ中

家具の組み立てノイローゼ中

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割と気安く気軽にノイローゼになるタイプだと気が付いたのは、今年の春ごろに実家に帰ったときだった。

毎回二週間ほど実家でのんびりするのだけれど、実家では「何かを食べること」に対してノイローゼ気味になっていた。

 

一人暮らしで、自分のメシの面倒は自分で見ているから、「今日何を食べるか」を誰かと相談する習慣がない。ご飯は一日二食食べるか食べないか、三食食べたら「今日めっちゃ食べたな!」になり、胸焼けを起こす低レベルな生活習慣、貧相な胃、消化器官をしている。

 

そんな貧弱な内臓を持ち合わせているし、そこまでド派手に食に興味があるわけではないから、基本のご飯(基本のご飯?)以外は食べないことが多い。だけど実家に帰ると、まずリビングの机の上に、私が帰ったときに食べる用のアップルパイが用意されている。

アップルパイを食べている私に向かって「今日の夜ご飯どうする?」と問いかけられる。アップルパイを食べているのだから何も考えられない。一旦、口に入っているアップルパイをもくもくとモグモグしていると「食べに行く?ママ何か作る??」と追い問いかけが来る。

この「今日のご飯どうする?」の問いかけが日に数回と、テーブルの上にいつでも食べ物がある状況、出かけた先で必ずなにか食べ物を買う、しかも消費期限が3日以内、のような食べ物に追われる生活が続き、実家では食べ物ノイローゼになりかけた。

普段いいものを食べていないだろうから、という母なりの気遣いでありラブだと重々理解しているんだけれど、食べ物に追われるのは非常に大変だった。同日締め切りの原稿が毎日3本重なるのと同じような気持ち。

 

そんな私が今ノイローゼになりかけているのは、家具の組み立て。

最近引っ越しまして、そのときに安い引っ越しプランを使ったのと、どう頑張っても家から家具が出ないのでは説があり、ほぼすべての家具を東京にぶち捨ててきた。

必要最低限必要なベッドとデスクをAmazonで買って組み立てたんだけど、もうイヤ。なんというか全然優しくないよね、家具って。

 

ベッドの足元のフレームをつけるときに、付属の六角レンチがデカすぎてボルト?が全然締められなくて、一人で暴言吐きながら組み立てた。

デスクの天板をつけるときに、なぜか天板の穴にゴムの様なものがついていて、今まで組み立ててきたデスクの中でも一番と言っていいほどの力が必要で、めちゃめちゃ単純なデスクなのに1時間かかった。これもまた暴言を吐きながら組み立てた。

あとは段ボールの段ボール臭がすんごすぎて家に置いておけないとか、ほかの家具は緩衝材が段ボールなのにモリモリの発泡スチロールでギシギシ嫌な音を鳴らしながら引きちぎったとか、嫌な気持ちになる家具に当たりまくってしまった。

 

家具に関しては「機能性なんて知らん、見た目が一番!!!」の気持ちで選ぶから、このブログも見た目がかわいいけれどグラグラするデスクで書いている。

次は本棚とキャビネット的なものと、ソファとテーブル的なものとテレビ台的なものを買わなければならない。これもほぼ全部組み立てるの???と思ったら、とてもとてもイヤになってしまって、全然購入意欲が湧かない。組み立ててもらえる家具屋もあるけれど、かわいくないか、予算を超えてくるか。

今だけ結婚したい。養子縁組でもいい。「組み立てて♡」って他人に全部任せたい。エアコンだけはキンキンにしてあげるし、労働の後のビールも用意しておくから、全部任せたい。最後の段ボール捨てまで一切自分の手を汚さず汗をかかず、お昼寝なんぞしている間に全部出来上がっている夢のようなサービスはないんか。

 

立ち上げるか……